コンテナ型データセンター

データセンターと言えば、典型的には米巨大テック企業などが建設する大規模なビル型ないし家屋型をイメージするのが通常かと思います。

 

最近のデータセンターは、エヌビディア製の高性能GPUを搭載したサーバー、冷却設備・機能、電力の主な3要素で構成されています。

 

これが、大規模なビル型ではなく、コンテナ一つから建ってしまうというのが、コンテナ型データセンターのコンセプトです。

 

主な企業として、NTTドコモビジネス、ゲットワークスなどがあり、彼らが各地の電力会社とタッグを組む形で、コンテナ型の建設が進んでいます。

 

例えば、東京・太田(NTTドコモビジネス×東京電力)、北海道・苫小牧市(ゲットワークス×北海道電力)、宮城県七ケ浜町(ゲットワークス×東北電力)など、各地で稼働を始めています。

 

ドコモ系など、東京・大田にコンテナ型データセンター 27年秋から - 日本経済新聞

東北電力がコンテナ型データセンター稼働 GPUサーバー設置場所提供 - 日本経済新聞

ゲットワークス、北海道新拠点『美沢の杜AIコンテナパーク』運転開始。苫小牧市、NTTドコモビジネスとの連携を軸に、北海道内でのAIインフラ基盤の早期拡充を目指す | 株式会社ゲットワークスのプレスリリース

 

上記例では地方での建設が目立つのですが、コンテナ型は比較的場所をとらないので、ユーザーにより近い都市圏での建設に向いているようです。

 

一方、特に苫小牧市のそれは興味深く、ゲットワークスは新潟県湯沢町や鹿児島県などの拠点を結ぶ分散型モデルの重要拠点と説明しています。

 

データセンターの建設には、必ず冷却と電力の問題が付きまとい、土地の選定に制約があります。

 

そこで、各都市圏・各地方のデーターセンターを光回線で結び、仮想的に一つの巨大データセンターとして扱おうというのが、その分散型モデルです。

 

この点、エクイニクスの拠点(東京)とさくらインターネットのデータセンター(北海道石狩市)とを、NTTのIOWNで繋ぐ実証実験が開始されています。

 

下記サイトの図で見る限り、ユーザーは直接はエクイニクスの拠点に接続しているのですが、サーバー上の機能が二拠点に分散される中、NTTの回線でそれを繋ぎ、どれだけのパフォーマンスを得られるかの実証のようです。

 

エクイニクス、NTT東日本、さくらインターネット、IOWN APNを用いて北海道・石狩と東京を結ぶPoCの検討を開始 | お知らせ・報道発表 | 企業情報 | NTT東日本

 

最後に、1つのGPUで稼働するオンプレミス型の生成AI「Tsuzumi 2」(NTT)の運用が開始されます。

 

コンテナ型データセンター及び分散モデルとのシナジーに期待ですね!

 

エフサステクノロジーズとNTT西日本 オンプレ生成AIで「tsuzumi 2」利用へ 純国産LLM、9月から提供 | 電波新聞デジタル

 

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