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2050年倶楽部

文明国家の独立と文化的アイデンティティ

プーチンの戦争は、ロシア人のアイデンティティを守るための過剰な防衛反応だ。

 

中国の行動原理は、全世界の資源と技術を確保して、中国人の生存を保証することだ。

 

日本人なら日本人として、インド人ならインド人として生きるような生き方が、ほとんどの人の望みとなるだろう。

 

国家の役割は小さくなりそうにない。

 

人々は内向きな性格を強めている。しかも、内向きに生きるために国家を操り始めた。

 

人々は、外的には、オートマチックな安全を求めている。内的には、あえて疑う必要のない〇〇人としてのアイデンティティを求めている。

 

人々は等質化を拒否した。

 

自由と人権という強すぎる肥料が撒かれたが、それは土壌の本来の強さを蝕むものだったと直覚された。

 

人々は自生する植物でありたいと願うようになった。

 

西洋文明という肥料を真に土壌の肥やしとするには、それを分解する微生物の存在が必要だった。

 

もう少しで消化、というところで窒息した。

 

近代化以前、人々はおとぎ話でも聞くかのように地図を眺めたに違いない。

 

アイデンティティは人々に他者を教えるか? 心地よい無知のゆりかごと化すか?

 

2050年倶楽部より。